強化ガラスの誤解?!その防災性能と防犯上の注意点

家族を守りたい
先生、強化ガラスって普通のガラスより強いんですよね?でも、防犯性能は期待できないってどういうことですか?

防災研究家
いい質問だね!その通り、強化ガラスは普通のガラスよりずっと強くて割れにくいんだ。 ただ、割れにくいからといって、絶対に割れないわけではないんだよ。

家族を守りたい
じゃあ、もし泥棒が強い力で叩きつけたら、強化ガラスでも割れてしまうんですか?

防災研究家
その通り!強化ガラスは割れにくいだけで、割れないわけではないんだ。だから、防犯を目的とするなら、強化ガラスではなく、防犯合わせガラスのように、割れにくく、割れた後も破片が飛び散りにくいガラスを選ぶ必要があるんだよ。
強化ガラスとは。
「強化ガラス」とは、フロートガラスを高温で熱した後、急激に冷やすことで強度を高めたガラスのことです。防災・防犯の分野でよく使われる言葉ですが、その名の通り、通常のフロートガラスに比べて3倍から5倍の強度を誇ります。万が一割れてしまった場合でも、破片が細かい粒状になるため、大きな怪我に繋がる心配が少なく安全です。 このような特性から、住宅はもちろん、学校やオフィス、高層ビル、デパート、自動車のドアガラスなど、人が多く集まる場所に幅広く利用されています。 ただし、「強化ガラス」という名前から防犯性能が高いと思われがちですが、実際には割れたガラスの脱落を防ぐ効果は期待できません。そのため、防犯対策としては、防犯合わせガラスの利用をおすすめします。
身近に使われている強化ガラス

透明で美しい反面、地震の揺れなどで割れることもあるガラス。
実は、私たちの身の回りには、割れにくく安全性を高めた「強化ガラス」が多く使われています。
例えば、マンションやオフィスの窓ガラス、自動車のサイドガラス、バス停の待合所、ショーケース、テーブルなど、
枚挙にいとまがありません。
デザイン性と安全性を兼ね備えているため、私たちの生活に欠かせない存在と言えるでしょう。
強化ガラスの製造方法と強度

強化ガラスは、普通のガラスと比べて非常に強いというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。その強度を支えているのが、製造過程における工夫です。
まず、通常のガラスと同様に原料を溶解し、成形していきます。その後、強化ガラスの特徴である「焼き入れ」と呼ばれる工程に入ります。これは、成形したガラスを約700℃まで加熱した後、一気に冷やすことでガラス表面に圧縮応力を、内部に引っ張り応力を発生させる処理です。
この内部に生じる応力の違いこそが、通常のガラスよりも高い強度と、割れた際に粒状に砕ける安全性の秘密です。しかし、強化ガラスにも弱点はあります。それは、点で力が加わると割れやすいという点です。このため、強化ガラスであっても、設置場所や使用方法には注意が必要です。
強化ガラスのメリット:安全性

透明感や開放感を保ちつつ、安全性を高められる点が強化ガラスの大きな魅力です。 通常のガラスと比べて約3~5倍の強度を持つため、衝撃や風圧に強く、割れにくいという特徴があります。 万が一割れてしまった場合でも、鋭利な破片にならないよう粉々に砕けるため、怪我のリスクを軽減できるという点も大きなメリットと言えるでしょう。
強化ガラスの落とし穴:防犯性

「強化ガラスは頑丈で安全」そんなイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。確かに、強化ガラスは通常のガラスに比べて割れにくく、割れた際にも鋭利な破片が生じにくいという特性があります。そのため、地震などの災害時にガラスの破損による二次被害を防ぐ効果が期待できます。しかし、「強化ガラス=安全」と安易に考えてしまうのは危険です。特に、防犯という観点から見ると、強化ガラスには注意すべき点がいくつか存在します。
防犯対策には防犯合わせガラスを

地震などの災害時に安全と言われる強化ガラスですが、実は防犯の面では万能ではありません。 強化ガラスは、一般的なガラスに比べて割れにくく、割れたとしても破片が鋭利になりにくいという特性があります。しかし、衝撃や振動を加え続けると、最終的には破壊されてしまう可能性も否定できません。
そこで、防犯対策として有効なのが、「防犯合わせガラス」です。2枚のガラスの間に特殊な樹脂膜を挟み込んだ構造で、非常に高い強度を誇ります。バールのような工具で叩き壊そうとしても、容易には貫通しません。また、たとえガラスにヒビが入ったとしても、膜が破片の飛散を防ぎ、侵入を防ぐ効果も期待できます。
防犯対策を検討する際には、住まいの環境や目的に合わせて、最適なガラスの種類を選ぶようにしましょう。
